【祖母の得意料理】

2019-05-23

お歳暮の時期に、生涯通して教師をしていた両親のもとには、成人して立派に社会に出られた教え子さんから、2人の好物である「ハムの詰め合わせギフト」が度々届きます。
その好物であるハムの調理方法やメニューを、いくつかピックアップして残しておこうと思います。

両親はハムが大好きで、私も幼い頃から、我が家の食卓にはハムが並んでいました。
朝食にはハムエッグ、昼食にはハムサンド、夕食には、ハムサラダなど、我が家の食卓には、「ハム」が欠かせない存在として必ずメニューの中に使われていました。

当時は、両親が無類の「ハム」好きなのだと考えていたのですが、今、自分が社会に出て、当時を振り返ってみると、両親ともども教師をしながら、1人娘である私を育ててくれたのですから、教師としての共働き生活の中で、仕事と子育て家事を両立させる為に、長期保存が可能な食材を常に、自宅に蓄えておく為に「ハム」が欠かせなかったのかもしれません。
当時は、それほど、遅くまで営業しているスーパーが、自宅近くにはなかったので、父と母は、庭で野菜を作る為の家庭菜園と、卵を産むニワトリを飼っていました。
職場帰りにお肉やお魚を買いに行く暇がなかったので、もしかしたら、母は、常に冷蔵庫にハムを蓄えておいたのかもしれません。

たまに、鍵っ子の教え子さんたちなどが、鍵を持って出るのを忘れてしまったので、自宅に入れないなどと、我が家を頼ってくる事がありました。
そんな時、母は先にお風呂に入るように勧め、決まって湯上りの教え子さんに、ハムの得意料理を食べさせてあげていました。
その時の味を覚えている教え子さんたちが、学校を卒業し、成人を迎え社会に出るようになってから、必ずお歳暮の季節に「ハムの詰め合わせギフト」を贈ってくれるようになったのです。